2026.05.01
cut24 確かに私には何も無かった
確かに私には何も無かった。
全てはあなたが与えてくれた。
そしてそれを甘受して、もっと欲しいと強請ったのだ。
だがあなたはそれをくれず、
私はこの世界で途方にくれた。
惨めさと不安と恐怖で過ごした。
そしてまた思ったのだ。
確かに私には何もなかった。
全てはあなたが与えてくれた。
確かに私には何も無かった。
全てはあなたが与えてくれた。
だから全てを返すのは、当たり前だと言うことなのか。
自我と意識と期待と温もり、
全てを返せと言うことなのか。
恐怖と不安と無力と虚無と、
無知と無意味と怠惰と諦観。
そしてまた思ったのだ。
確かに私には何もなかった。
全てはあなたが与えてくれた。
この受け止めきれない大きな物を、
どう受け止めれば良かったのか。
理解を超えるこの物を、
どう受け止めれば良かったのか。
そしてまた思ったのだ。
確かに私には何もなかった。
全てはあなたが与えてくれた。